養鶏場環境制御資材「ヘルスーC」

不快害虫(ワクモ)の気門を閉塞し(窒息作用)衰弱させることにより、物理的に活動を抑制します。
物理的作用のため薬剤耐性の可能性は極めて低く、且つ合成薬剤に対し耐性を獲得した不快害虫にも有効です。
虫の既存薬剤への耐性獲得を低減できるので薬剤管理が容易になる環境制御資材です。

■特徴

  1. 薬剤使用量を減らせ、人、鶏、卵に安全な上、繰り返し使用しても薬剤耐性を獲得する可能性を低くすることが期待できます。
  2. 科学的に立証され、実用レベルで高い効果を期待できる環境制御資材です。(平成30年9月特許取得 第6407192号)
  3. 主成分のポルフィランは海苔に含まれるネバネバとした硫酸多糖類の一種で水溶性食物繊維(有明海産海苔を有機溶媒を使用せず精製水のみで抽出)

化学薬剤を使用せず資材のみで重点散布した農場の例
•1回目の散布は不快害虫の集塊を洗い落すように丁寧に散布。
•散布日含め3日間は散布液に接触しなかった対象不快害虫が活発に活動し増加したように感じられた。
•散布4日目以降は不快害虫が落ち着き、2回目散布からはケージ奥から出てきた不快害虫にやさしく濡らす程度に散布。
•短い間隔での散布により大幅に減少した。
•同時対策として通路の清掃及び消石灰散布、鶏糞搬出または鶏糞への薬剤散布等の対策を行い不快害虫の這い上がりを防いだ。
段ボールトラップによる対象不快害虫数検査
資材散布後に任意のケージに10㎝四方の段ボールを置き、24時間後に段ボールを開きトレーの上に不快害虫を落とし、均等に広がったところを写真に撮り、不快害虫数を数えた。※測定日は散布24時間後

農場管理者の感想

  • 体感では散布2回目までは効果が分かりにくかったが、3回目以降は明らかに数の減少が感じられた。手間は掛かるが既存の薬剤よりも効果は高いと感じた。
  • 不快害虫の活動が活発化する秋のワクモ数の増加も少なく感じた。
  • 鶏の貧血・虫付着の汚卵も少なかった。
  • 防毒マスクではなく、使い捨ての簡易マスクで良いので呼吸も楽で作業後の不快感もなかった。